差別化されたアイデンティティはあるか?
パッケージデザインの独自性とは何でしょうか?それは同じカテゴリーの商品でも、他社ブランドと差別化できるアイデンティティを持っているかどうかです。パッケージデザインにはカラーやロゴ、イラストなどブランドイメージを想起させる要素がすべて網羅されています。それらの要素が消費者の記憶に残るデザインとして大変重要になります。すぐに完璧なアイデンティティを作ることはできませんが、最初の段階で、アイデンティティとして育てたい部分をしっかりと作り込むことが必要です。後から修正してアイデンティティを作っていくのは難しいので最初が肝心になってきます。
デザインを作り込むに当たって重要なポイントは、消費者に伝えたい価値、アイデンティティを絞り込むことです。新商品なのであれもこれもと力が入り、伝えたい情報が分散してしまうと結局はアイデンティティがどこにあるのか分からない状態になります。シンプルで、強いデザインや特長あるロゴは消費者の印象に残りやすくなります。商品価値を的確に伝えたいアイデンティティをデザイナーとよく相談して進めていくのが良いでしょう。
アイデンティティの訴求がうまくいくと、広告との連動性が作りやすくなります。「あっ、あの色のパッケージは見たことがある」などWEBやSNSと店頭でのコミュニケーションが消費者の頭の中のイメージと繋がりやすくなるのです。またサイズ替えや同ブランドとして他のカテゴリーに展開していく際にも役立ちます。強いアイデンティティを持った商品はやがてブランド化し、他社商品と差別化され、優位性を持ち続けます。
#パッケージデザイン #デザイン評価 #アイデンティティ #独自性 #差別化 #ロゴ #カラー #強いデザイン
留言