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執筆者の写真勝部デザイン事務所

パッケージデザイン制作のポイント ③らしさはあるか?


トーン&マナーは守られているか?


消費者はパッケージを手に取り、パッケージデザインの全体的な雰囲気で大まかに商品を認識します。パッケージデザインにとって「カテゴリーらしさ」はとても大切で、これを外してしまうと消費者は購入時に違和感を覚え、選択群から無意識に除外してしまいます。つまりその商品を理解し、検討しようとする気がなくなってしまうのです。 「牛乳は牛乳らしい」「ラーメンはラーメンらしい」「薬は薬らしい」などそれぞれのカテゴリーには特有の「らしさ」があります。例えば、袋入りラーメンであれば赤や黄や黒を基調とし、いかにも美味しそうなシズル写真が入っています。文字も手書き文字などで「ラーメン」や「麺」と明示されています。このようにカテゴリーが持つ「らしさ(世界感)」はデザインをする上で大変重要です。あえて目立つような奇抜なデザインをしても、消費者に認知してもらうためには相当の広告や時間が必要となります。「カテゴリーらしさ」のデザイン要素は色、形状、文字、写真やイラストなどで決まります。




「カテゴリーらしさ」と共に「会社らしさ」や「ブランドらしさ」もパッケージデザインを制作する際には重要なポイントです。デザインテイストに統一感を持たせることで、商品パッケージがひとつのトーンにまとまり、消費者が「あの会社の商品ね」と認識しやすくなります。それは長期に渡り、コーポレートブランドを育て、貢献してくれます。 またブランドパーソナリティやイメージを明確にして、何らかのルールを社内で共有していくことが、「ブランドらしさ」を維持していくために必要です。



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